2025/10/06
Q6. 葬儀のときに用意される守刀って?
A6. 守り刀とは、故人様のご遺体の上に置く小型の刀です。
現在は切れない刃を用いたものが使われます。
故人様の霊を悪いものから守るためという説が一般的ですが、
武士の時代の名残という説もあります。
特に仏教では、亡くなってから四十九日の間は「中陰」といって
あの世に向かう旅をする期間と考えられており、
この間のお守りになるとも考えられています。
ただし、仏教の中でも浄土真宗においては「往生即成仏」すなわち
「亡くなったら四十九日の旅をせず、すぐに極楽浄土に向かう」
という教えであるため、ご葬儀の際に守り刀はご用意いたしません。