2025/10/09
Q9. お経で唱える南無ってどんな意味?
A9. 「南無」という言葉は、仏教が生まれた古代インドの言語である
サンスクリット語で「帰依する」「深く信じる」「お任せする」
という意味を持っています。
よって「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」は阿弥陀仏に対して、
「南釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」は
釈迦牟尼仏(=お釈迦さま)に対して、
「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」は
真言宗の開祖である弘法大師空海(※)に対して、
敬意を込めて教えに従うという意味を持ちます。
※「遍照金剛」は空海が唐に留学した際に与えられた名前です。
真言宗では大日如来の別名とも言われています。